Over the Event Horizon

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回路図作成ソフト-電験三種

現在、電験三種の勉強をしている。

電験というのは、正式名称は「電気主任技術者」なのだが、過去の慣例で電験と呼ばれているようだ。

この電験の資格は、主に発電・送電施設で働くための資格なのだが、一種、二種、三種の区分があって、いずれも受験資格ないのでいきなり一種を受ける事も可能である(たぶん)。

しかし、この電験試験、三種ですら、とても難しい試験だと感じる。

確かに高校で学んだ物理の電磁気学で対応できる部分もありはするのだが、それ以外にもっと突っ込んだ交流の計算、設備の知識が必要で内容は盛りだくさんである。

ただ、三種に関しては、単に試験に合格するだけが目的ならば、6割取れれば合格らしいということ、数学に関しては高校レベルで対応可能ということ、物理に関しては高校の物理の電磁気学+αの知識でいけそうであり、あとは設備関係の内容や用語を覚えればなんとかなりそうな感じもする。←まだよくは、わかってけど。

あっと!

一つ、この資格について思うところがあるんだった。

実はこの資格は実務に一定期間携わっていると講習かなにかで取得できるようで、私が以前勤めていた工場には自家発電設備があり、電力係という部署があったのだが、そこに配属された同僚は、普通に試験を受けなくてもこの資格をもらえるんだそうだ。

実際に勉強をしてみると、一般の高校を卒業して電気設備管理などの職についただけで、物理や微分積分三角関数もよくわかっていないような人間に安易に資格を与えていいのだろうか?と思うようになった。さすがに電力会社ではちゃんと教育しているんだろうとは思うが、もし仮に受験せずに実務経験だけで一種の資格まで取った者がいて、その者が原子力発電所で働いていたとしたら、ずいぶんと怖い話ではないだろうか。

もちろん、試験に受かっただけで、実務経験もない者がいきなり電力設備の管理に携わるのも十分危ないと思うが。

しかし、日本にはたくさん工場があって、電力設備を保有しているところは無数にある事を考えると、(おそらく経済界などからの要請もあって)経済発展のためには、試験免除もやむなし!という事なのだろうか。

 

と、そんな愚痴のような事を考えたりしながら勉強している訳だ。

 

話しが変な方向に行ってしまったが、表題の回路作成ソフトの話しに移ろう

電験三種では試験科目が「理論」「電力」「機械」「法規」の4つあり、そのうちの理論では、トランジスタの回路図の問題が出てくる。(まだ電力の半ばまでしか勉強は進んでないので、機械でまた出てくるのかどうかもわからない。増幅とかは出てきそうなんだけど)

トランジスタの役割は、増幅とスイッチングを行う事だそうだ。

今まで興味本位で何回か半導体の本を読んだ事があるが、ここにきてやっと少しだけわかってきたような気がする(気がするだけかも)

このトランジスタは個別半導体ディスクリート)と呼ぶらしい。

この半導体の回路図の問題を考える時は、紙に手書きで図を書いて考えたりするのだが、まとめをパソコンなどに残しておきたい場合、手書きで書いた図を写真に撮って貼っておくというのもいいが、どうせならちゃんとした回路図を書いてある方がかっこいい。

そんな訳で、見つけたのがBSch3V(Basic Schematic 3V)というフリーソフト

水魚堂の回路図エディタ

このソフトを使うと電子回路の他プログラムにおける演算回路の図なども描けるようだ。

まず、ソフトをインストールして、線を書き、回路記号を選んで貼り付けるだけで回路図が完成という感じらしい。

まだ使いこなせてないのでなんとも言えないが、良さそうな気がする!

他にもっといいソフトがあるのかもしれないが、とりあえず回路図を描いて残しておきたい時はこれを使うことにしようと思う。

ただ、少しいじってみたところ、初期設定で登録されている回路記号の中に、抵抗を表す長方形の記号(ギザギザの抵抗の記号はあるのだが)や交流電源の記号がないのが困りものだった。

登録されていない回路記号は自分で作って追加できるそうなので、ちょっとトライしてみたがあえなく失敗。今回は気力がなくなってしまったので、また気が向いた時に挑戦してみよう。

 

ちょっとだけブログを書こうかと思ったのだが、思いのほか時間がたってしまったので、今回はこのへんにしておこう。

 

それではまた!!(誰に言ってるのか・・・)

 


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