Over the Event Horizon

資格・検定試験の記録、趣味、日々の出来事などについて気が向いた時に更新します

雷か?晴れか?

平成26年度第1回の気象予報士試験実技1の問題で以下のようなものがあった。

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天気は以下のように15種類があらかじめ決められていて、数字の大きいものが優先する。

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今回の場合は、丸の左にある現在天気

f:id:ultrazone7:20171228112708j:plain→現在天気ww13=電光は見えるが,雷鳴は聞こえない

と丸の中の雲量

f:id:ultrazone7:20171228112749j:plain→十分雲量で(10分の)2,3で「晴」に該当

を考慮し、現在天気に該当する気象現象を天気とするのか、雲量から決まる天気とするのか決める。

 

私は、答えを「雷」としてしまいました。

公式解答は、「晴れ」

 

なんだ!雷光だけでは晴れになるのか!と一瞬納得しかかったのですが

雷光があり雷鳴が聞こえたら雷電となって、天気も雷となる?

雷光があればいつ落雷があってもおかしくないから雷とした方がいいのではないか?

気象庁のこのページによると

http://www.data.jma.go.jp/obd/stats/data/mdrr/man/tenki_kigou.html

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なるほど、雷光記号と雷鳴記号が組み合わさって雷電記号になっているのか。

国際通報式の天気記号における現在天気(ww)は気象庁のページによると96種類あり、この中には雷電と雷光はあるが、雷鳴はない。

そして、さらに現在天気(ww)には雷電の強力版として

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という記号もある。

 

今回の試験の答えから推測すると、

「雷現象がある場合の天気は、現在天気で雷電以上の時に限り「雷」で

雷光(電光は見えるが雷鳴は聞こえない)の場合は「雷」とはならない。」

という事でいいのだろうか?

どこにも書いてない(書いてあるのかもしれないが見た事がない)ので、少し不安だがとりあえずこれで覚えておく事にしよう。